AIサービス利用ガイドライン
本ガイドラインの目的
本ガイドラインは、お客様が当社の提供するサービス(以下「当社サービス」といいます。)の付属機能である生成AIを用いたAIサービス(以下「本AIサービス」といいます。)を利用するに際し、お客様が遵守及び注意すべき事項を定めたものです。また、本ガイドラインは、サービス利用契約書(またはサービス利用規約)における「諸規程」の一つとして位置付けられます。
本AIサービスに用いられている生成AI
本AIサービスは、Microsoft社が提供するAzure OpenAI Service(OpenAI社のChatGPT機能搭載)を用いています。
本AIサービスへの質問(データ入力)に際して注意すべき事項
以下で例示する類型のデータを入力する場合、特に注意が必要です。
- 第三者が著作権を有しているデータ(他人が作成した文章等)
単に生成AIに他人の著作物を入力するだけの行為は原則として著作権侵害に該当しません。もっとも、当該入力対象となった他人の著作物と同一・類似するAI生成物を生成する目的がある場合には、入力行為自体が著作権侵害になる可能性があります。また、生成されたデータが入力したデータや既存のデータ(著作物)と同一・類似している場合は、当該生成物の利用が当該著作物の著作権侵害になる可能性もありますので注意してください。
- 個人情報
Azure OpenAI Service は Microsoft社によって制御されており、入力したデータがAzure OpenAI Service モデルの改善や学習に使用されたり、他のお客様に利用されることもありませんが、個人情報(顧客氏名・住所等)は入力しないでください。
- 秘密保持義務の対象となる秘密情報
本AIサービスに、秘密保持義務の対象となる秘密情報を入力する行為は、「第三者」に秘密情報を「開示」することになり、秘密保持義務違反となる可能性があります。そのため、そのような秘密情報は入力しないでください。
- Azure OpenAI Serviceのコンテンツ管理ポリシーに該当し得る事項
Azure OpenAI Serviceが有害なコンテンツの検出・防止の目的のために定めるコンテンツ安全性ポリシー(コンテンツフィルタリング)の適用に伴い、入力したデータが有害なコンテンツとして検出されると、本AIサービスが正常に機能しないことがあり得ます。例えば、性別や未成年に関する表現等については、客観的には有害なコンテンツに当たらない場合であっても、コンテンツ安全性ポリシーにより有害なコンテンツとして検出されてしまうことがありますので、ご注意ください。
本AIサービスの利用に際して注意すべき事項
- 本AIサービスを通じて得た回答内容に虚偽が含まれている可能性があること
大規模言語モデル(LLM)の原理は、「ある単語の次に用いられる可能性が確率的に最も高い単語」を出力することで、もっともらしい文章を作成していくものです。書かれている内容には虚偽が含まれている可能性があります。生成AIのこのような限界を知り、本AIサービスを通じて得た回答内容を盲信せず、必ず根拠や裏付けを自ら確認するようにしてください。また、当社は本AIサービスを通じて得た回答内容の正確性につき、何ら保証するものではなく、本AIサービスの利用によりお客様に損害が生じた場合であっても、原則としていかなる責任も負わないものとします。万一、当社の故意又は重過失によりお客様自身に損害が発生した場合は、直接かつ現実に発生した損害についてのみ、当該損害が発生した当社サービスの1年間の利用料金を限度として損害賠償責任を負うものとします。
- Microsoft社の利用規約の適用
本AIサービスの利用に当たっては、Microsoft社の定める利用規約(以下リンク内の「AIサービス」の部分、https://www.microsoft.com/ja-jp/servicesagreement、改定があった場合は、改定後の利用規約を当然に含みます。)も遵守頂く必要があります。また、Microsoft社の定める利用規約においてMicrosoft社の免責・非保証事項となっている事項は当然に当社の免責・非保証事項となります。
その他
当社は、お客様が本AIサービスに入力(送信)するデータを、本サービスの品質向上のために必要なデータ分析のために利用することがあり、お客様がこれに承諾するものとします。ただし、当該データ分析は、お客様等の企業名、団体名及び個人名を識別できない形式に限り行います。
2025年4月18日