「社員が心身ともに健康で、能力を最大限に発揮することが、企業の発展につながる」との考えに基づき、OBCは健康経営を推進しています。今回は、健康づくりの土台となる「食事」をテーマに、OBC本社にパーソナル・トレーナーの池澤智さんを迎え、「明日あなたが食べるもの〜タンパク質の重要性〜」と題した食事セミナーを実施いたしました。社内での健康イベントの開催は、前回の運動をテーマにしたヨガ教室に続いて2回目となります。

社員が自身の食生活と向き合うきっかけに

睡眠や運動など、健康を保つために必要な習慣はいろいろありますが、中でも「食事」は、体をつくり、整えるために不可欠な習慣です。健やかな食生活は、生き生きと働く毎日の土台となるものですが、間違った知識のまま偏った食事を取ったり、そもそも食事に無頓着だったりと、食生活に課題があるOBC社員も少なくありません。

社員が食の基礎知識を身につけ、自身の食生活と向き合うきっかけとなるように。そんな思いから、食の中でも、特に重要な栄養素である「タンパク質」に着目した社内セミナーを開催しました。

体づくりは食事が9割。食事を変えれば、体は変わる

セミナーはOBC本社で開催され、オンラインでも同時開催。会場には30名近くの社員が集まりました。講師は、トップアスリートやモデルのボディメイクに携わるパーソナル・トレーナーの池澤智さんです。

池澤先生は冒頭、「私は来年でトレーナー歴30年になりますが、その経験からはっきり言えることがあります。体づくりは食事が９割。明日食べるものが、明日からの自分をつくります」と明言。体は食べたものでつくられ、食事が筋肉量や体重、健康状態などに大きな影響を与えるとしたうえで、セミナーの趣旨を次のように話しました。

池澤先生が食事において特に重視しているのが、三大栄養素の一つ「タンパク質」。肉や魚などに含まれるタンパク質は、体の構成成分として15%〜20％を占め、筋肉やホルモン、ヘモグロビンなど、体のさまざまな機能をつくってくれる重要な栄養素です。しかしながら、毎日体の中で分解されていくため、意識して摂取しないと知らず知らずのうちに不足しがちに……。そのため、食事などから必要量を摂取することが重要だと、池澤先生は強調します。

1日に必要なタンパク質の摂取量は約70gですが、実はこれ、卵11個分、豆腐3丁分に相当する量なのだとか！ 参加した社員からは「え？こんなに？」という反応も。池澤先生からは「食事だけだと難しい量なので、プロテインで補うのもおすすめです」と、アドバイスがありました。

その他、栄養を吸収するのに欠かせない腸内環境の整え方や、体脂肪を下げる食事方法など、今日からすぐに役立つ池澤先生のお話に、参加者は興味津々。最後に、池澤先生がプロデュースしたプロテインの試飲も提供されました。

質疑応答では、参加者から次々と質問が。「タンパク質を摂取するのに適したタイミングは？」という質問には、「普段、朝食を食べないのであれば、朝食習慣をつけるためにも朝に飲むといいですね。スポーツ後の摂取もおすすめです」とのこと。また、「プロテインをシェイクするのが面倒」との相談に、池澤先生が「プロテインの自動販売機を会社に設置してもらうのはいかがでしょう！」と提案すると、会場に大きな笑いが起きました。

終わりに、池澤先生から「今日のセミナーを通して、食生活を変えるだけで、全く違う自分になれることを知っていただけたらうれしいです。元気な体には良いことが引き寄せられ、仕事も人生も好循環になります。変化を自分からつかみに行きましょう！」とポジティブなメッセージが送られ、1時間のセミナーが終了しました。

セミナーをきっかけに、「食」について新たな気づきを得る

参加した社員に感想を聞いてみると、「普段、タンパク質について意識したことがなく、こんなに取らないといけないんだ！とびっくりしました。これを機会に、仕事の合間にプロテインを飲む習慣を始めてみようと思います」というコメントや、「体重を増やさないようにと気をつけていた事が、実は効果がないとわかり、間違った知識を正すことができました（笑）。プロテインの選び方など、興味のあるお話も聞けて、とても有意義な時間を過ごせました」といったコメントも。今回のセミナーを通じて、「食」について新たな気づきを得られたようです。

社員が自身の食生活と向き合うきっかけづくりとして開催した、今回の食事セミナー。参加者がセミナーに興味を持っている様子も会場の雰囲気から伺え、大きな手応えを感じることができました。今後も、健康的な習慣を会社全体に広めていけるよう、気軽に参加しやすい社内セミナーを定期的に開催する予定です。OBCはこうした多角的な取り組みを通して、社員の生き生きした毎日を応援していきます。

【取材日：2024年2月9日】