「社員がともに健康で、能力を最大限に発揮することが、企業の発展につながる」との考えに基づき、OBCは健康経営を推進しています。健康の維持には、日々の運動も大切。だからこそ、社員が体を動かすきっかけを社内でつくりたい。そんな思いから、新しい試みとして、パーソナル・トレーナーの池澤智さんをOBC本社に迎え、ヨガをベースにしたBody re-Tuning® 教室（以下、ヨガ教室）を実施いたしました。

運動習慣のない社員にも、体を動かすきっかけを

今回のヨガ教室は、「社員が体を動かす心地よさや楽しさを知り、運動習慣を始めるきっかけになるように」という思いから企画されました。開催の経緯を、OBC社内診療所の和田悠起子院長は次のように説明します。

「運動によるストレスマネジメントを身につけることは、仕事においてもプライベートにおいても、心と体の健康を保つうえで大切です」と和田院長は言います。適度な運動はストレス緩和に高い効果があり、睡眠の質や日々のパフォーマンスの向上にもつながります。運動の習慣を社内に広めるために、まずは体を動かす心地よさを知って、運動の効果や大切さに気づいてもらう。それが今回のイベントの一番の目的です。

ヨガ教室は仕事終わりの夕方18時半から１時間にわたり開催され、女性社員20名が参加。インストラクターは、トップモデルやアスリートのトレーニングも手がけるパーソナル・トレーナー、池澤智先生です。

一番大切なのは呼吸。ヨガの動きを通して、体のバランスを整える

この日に行ったのは、池澤先生考案の「Body re-Tuning®（ボディ・リチューニング）」。ヨガをベースとしたストレッチや筋肉トレーニングにより、体のバランスを整えるエクササイズなのだそう。

冒頭では、池澤先生から「ヨガにおいて何よりも大事なのは呼吸」というお話が。どうしてもポーズの方に意識が行きがちですが、呼吸を通して自律神経を整えること。それがヨガの本当の目的であり、魅力なのだとか。忙しい毎日の中で、心が揺れたり、疲れたりするときも、呼吸を意識できれば、冷静さを保つことができます。

まずは座ったまま、時間をかけて呼吸を整えることから始まり、続いてヨガの要素を取り入れたストレッチから、骨盤まわりを動かす体操へ。徐々に体への負荷が高まる中、参加者はよろめいたり、必死な顔になったり、時には笑い声をあげたりと、楽しく体を動かしていきます。

1時間のプログラムが終わる頃には、みなさん、すっきりと晴れやかな顔になり、場の空気も和んでいました。短い時間ながら、運動に親しむきっかけとなり、社員同士のコミュニケーションの活性化にもつながったようです。

レッスン後に改めて、池澤先生に運動の効果を聞いてみると、明るい声でこう答えてくれました。

「社内イベントだからこそ、気軽に楽しく参加できる」

参加した社員に感想を聞いてみると、「スポーツクラブに行くのはハードルが高いですが、社内イベントなら気軽に参加できるのがいいですね。体を動かす気持ちよさを久々に思い出しました！」という回答や、「簡単にできるストレッチを教わったので、さっそく取り入れていきたいです。初めて顔を合わせる社員もいましたが、会社のみんなと一緒に体を動かすのは新鮮で楽しかったです」という感想も。「今後も継続してほしい」といった声も多く、スッキリとした笑顔が目立ちました。

OBCでは今後も趣向を変えながら、社員が参加したくなるような健康イベントを開催予定です。これからも、体を動かすきっかけづくりを継続していくとともに、運動にとどまらない多角的な取り組みを通して、社員の健やかな毎日をサポートしていきます。

【取材日：2024年1月26日】